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憧れの「武蔵屋」にて、燗酒二杯セットと三杯セットの日々

武蔵屋にて・・
行ってきたお店:武蔵屋
最寄の駅:桜木町(JR)日ノ出町(京急)
飲んで食べてきたもの:或る日、燗酒二杯セット
             別の日、燗酒三杯セット
             そのまた別の日、燗酒二杯セット
            (納豆忘れられてしまった・泣笑)
必要な銭っこ:燗酒二杯セット1600円(1700円かも・・)
         燗酒三杯セット2200円 etc・・

憧れの武蔵屋さんが紫陽花の咲いた頃から再開していて、
初夏の或る日、勇気を出して行ってみたのでした。
初の日、別の日、そして、そのまた別の日と三夜の時を楽しむも
ちょっと・・携帯でパシャリは行けばいくほど出来ない雰囲気。
あの音があそこの空間を壊してしまうような気がして・・
なので、とんでもなくヘタっぴすぎるお絵かきで表現してみました(汗)

燗酒三杯セット

こんなヘタっぴ絵では、さっぱりわかんないですね(笑)

或る日の夜
初めて行った日、若いお兄さんが「熱燗でいいですか?」って
聞いてくれました。そのままお願いすると
玉葱の酢漬けとおからを持ってきてくれます。
そうして、コップに土瓶から並々と燗酒を注いでくれました。
これがほんとにピタっと並々注いでくれて、
いったん上に注ぎ口をスイスイひきあげながらも
最後にはピタって。思わず心の中で拍手しました(笑)
ひとくち目をコップに唇をつけてすすって、そのままクイクイ。
暑い夜の熱燗。ちょっと甘めのお酒。でも、ひとくち飲んだら
すーっと、さっぱりした気持ちにさせてくれて美味しいです。
肴にもってきてくれた、おからには小さなエビみたいのが入っていて
味付けもちょうどいいんです。玉葱の酢漬けが絶妙のハーモニー
レモン風味を感じさせる爽やかな酸っぱさと甘さが嬉しいです。
しばらくすると、鱈豆腐がやってきました。
ほんのり柚子の香りがして、鱈とお豆腐の上にはしらすがたっぷり。
お汁も美味しいので、全部飲みほしてしまい、器の上には
鱈の骨だけになってしまい、どんだけお腹空かしているんだ・・と、
思われてしまったかも(笑) でも美味しいんだもん。

それから、お酒のお代わりを頼むと、再びお店のお兄さんが来てくれて
絶妙な手さばきでピタっと注いでくれました。
しばらくすると納豆がやってきて、白黒のニャンコさんも
お店にやってきました。なんとなく顔が、亡きこんじぃに似ていて
似てるねって連れと話していたら、お店の若いお姉さんが
「チャップっていうんです」って微笑みながら教えてくれました。
チャップさん以外にも、クロさん(たぶん)というニャンコもいて
このコたちがゆっくり歩くだけで穏やかで幸せな空間が広がります。
ほろ酔いの常連さんたちは温かな眼差しで見つめていたり声をかけたり。
このお店を大切にしたくなる気持ちが伝わってくる自然な空気感。
そして、このお店の女将さん。長い年月変わらない心意気で
このお店をささえてきているんですね。彼女と眼が合って
ごちそうさまでしたと挨拶できただけでも、なぜかジーンときました。
また来たい、そう思わせる魅力あふれるお店。
お酒は三杯までよの三杯屋、憧れの「武蔵屋」やっと夢が叶った夜でした。

別の或る日の夜
その後、再び、ドキドキしながら訪れてみたのでした。
ちょっと常連さんの濃い空気感にビビりながらも
なんだか、飲みたいよって思い立ち寄ってみたのでした。
先日と同じお兄さんがプロの手さばきでピタっと燗酒を注いでくれます。
でも、テーブルが傾いていたみたいで・・(謎笑)
今日はお新香まで行きたいねって、ちょっとペースをあげて飲みます。
というのも、2回とも終わり間際に寄ってしまったので・・。
そうして、無事に三杯目のお代わりを頼むと
女将さん自ら注ぎにきてくれました。ちょっと感激です。
ほんの少し、コップに残っていたお酒をみて
「ほら、全部飲んで(笑)」って言ってくれて、クイって飲みほすと
芸術って感じの手さばきでピタって注いでくれました。
連れはまだ二杯目がコップに半分くらい残っていて
顔をみると真っ赤(笑)女将さんがご愛嬌で連れのコップに
ちょろっとお酒を入れてくれて、優しい笑顔をむけてくれました。
最後にお新香が運ばれてきて、これがさっぱりして美味しいです。
きゅうりと、沢庵と、かぶと、桃色のやつ・・なんだろう
二杯+ちょろりの連れにもお新香をもってきてくれて
お会計も三杯セットと、二杯セットの合計だったので
かたじけないです。座敷にチャップさんとクロさんが
お客さんが帰った後の座布団で丸くなって大人しく眠ってしまって。
もう、めっちゃ可愛かった・・。常連さんの味のある背中、
彼の足にちょこんと寄り添うチャップさん。映画みたいな風景。
しばらく見つめてしまいました。素敵な夜でした。

つい最近の或る日の夜
三度目の武蔵屋です。逆に緊張が増すのはなぜかしら(笑)
でも、いったんお店に入ると、温かな空気感が広がります。
この日は若いお姉さんが「ビールにしますか、お酒にしますか」って
聞いてくれました。一瞬ビールもいいかなと思いつつ
やはりここへ来ると燗酒が飲みたい気分です。
肴も思いきってコハダなんかを頼んでみたのだけれど
この日は売り切れ。残念。でも、美味しい肴がついてくるから大丈夫。
そしてお酒を注いでくれた若きお姉さんは、
もったいないことに、ちょっとこぼしちまいました!(ゴメンナサイ・笑)
いつものように時が流れ、チャップさんは常連さんの足元に行き
クロさんは可愛い声で甘えている。そんな中、二杯目のお代わりをしたら
女将さんが、「立ち寄ってくれてありがとう」と注いでくれました。
ピッタリきれいに注がれます。そのまま常連さんと話をしている女将さん。
「納豆忘れた」という声が聞こえた時、そうだよ、納豆!と
連れと納豆を待つアタシです(笑)しかし、しばらくしても
納豆がこず・・・忘れちゃったのかなって思い、時間も時間で
連れも真っ赤なので、ごちそうさまでした♪とお店を後にしました。
で、3400円・・あっ、しっかり二杯分とられている?(笑)
ま、いっか。だって、納豆分以上の時間をくれたもの。
穏やかで温かな夜とお酒、美味しい肴。笑顔。なにもかもが愛しいです。

人生は短し。ほろ酔い気分で、このまま歩いていきませう。
また行けたらいいな。行きたいな。三夜も行けたなんて
ある意味、奇跡です。だって、一生行けないと思っていたから。。

ありがとう、そして、ごちそうさまでした。。

カテゴリー:飲喰雑記

テーマ:こんな店に行ってきました
ジャンル:グルメ

Author.ガオ
cmaukie home
 【好き】
 映画 演劇 SYCYCD 
 サッカー 音楽 写真 散歩 本
 バニラアイス シュウマイ
 レモンケーキ 春巻 豆大福
 五目焼きそば タマゴサンド
 熱燗 電気ブラン ジンジャエール
 夕陽 冬の海 路地 ガリガリくん
 ニャンコの寝息 ワンコの笑顔
 鳥が斜めに飛ぶ姿
 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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