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電子城 -背中だけの騎士-

録画してそのままになっていた「電子城 -背中だけの騎士-」を観る。
これはやっぱりテントで観てこそなのだろうなあと思う。
鷹さんの納豆指輪とかもテレビ画面で観たら、
ちょっと白けちゃうんだけどテントの空間でライブで観ていたら
彼の溢れんばかりの怪演にテンションあがりまくってしまったはず。
(しかし、納豆臭そう!特に前列の席!・笑)
それにしても、あの黒いフード付きのレインコートで背中をまるめ、
のびたラーメンをひたすらがっつく姿は不思議なインパクトがあるし
忘れかけていた頃に「ここに俺が登場するとは思わなかっただろう」と
客席の笑いを誘い、「これから俺のゲームがはじまるんだ」と
その美ちゃんをひょいっとかかえて立ち去る姿を眺めていると
それまで他の人たちがどんなに丁寧に積み重ねようと
鷹さん出てきた瞬間に全部持って行ってしまうので(笑)
本当に怪物のような俳優なのだなと、しみじみ思ってしまった。

ロバの話、トルコの労働者、人体実験、貯金通帳、
背中組、その美ちゃんの哀しさ、迷子の怪物、行こうロマリアへ、
おもちゃみたいな音色のバイオリン・・

何がなんだかわからないテンションの中、
唐十郎さんの声の美しさや時折放たれる情緒的なダイアローグや
モノローグやアサイドについ聞きいってしまい
懐かしいようなもの悲しいような気持ちになるから面白い。

「夏休みが終わって教室に席がひとつしかなくても
 お尻を縮こませてふたり座ればいいじゃない」

こんな可愛いどこか切ない言葉、唐十郎さんって本当に詩人だ。

というか放送前に麿赤兒さんのインタビューがあって
彼があまりにもクールでお洒落でカッコ良すぎてびびってしまった。
麿赤兒さんによればお二人が出逢ったのは新宿にあった伝説の風月堂で
僕の書いた戯曲を読んでくださいと唐十郎さんに声をかけられ
唐さんのもつ不思議な魅力に思わず即決してしまったそうです。
いやぁ、なんだかその場面を想像しただけで画になりそう。

ひさしぶりにテントに観に行きたくなっちゃったなあ・・
でも、観に行く体力ない、どうしよう・・(苦笑)






<作・演出・主演>
唐十郎

<出演>
唐十郎
大久保鷹
千野宏
伊藤正之
長谷川公彦
藤原京
水上竜士
林隆能
河端保雄
清塚智幸
鳥山昌克
伊藤ゲン
大畑弘
武藤育之
辻あけみ
大野まみ
藤田明子
福士雅彦
福島栄一

<音楽>
小室等

<照明>
水野司郎
岡野昌代

<美術>
朝倉摂

<選曲>
飴屋法水
唐十郎

<制作>
坂田恵、

<演出助手>
堀口典子

(撮影)
<カメラ>
大高明毅

<TD>
佐藤賢二

<音声>
松本考

<演出>
小澤俊夫

<制作・著作>
(株)ホールマン・オフィス

<あらすじ>
1989年にドラゴンクエストⅢからインスパイアされた「電子城」。唐十郎が演じる高校教師田口は、ゲームの中にはいっていったまま帰ってこないかつての教え子を探して中断したゲームを再開。果たして田口は目的地にたどりつくことができるのか?

カテゴリー:舞台観察記

Author.ガオ
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 五目焼きそば タマゴサンド
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 ニャンコの寝息 ワンコの笑顔
 鳥が斜めに飛ぶ姿
 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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