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ETERNAL CHIKAMATSU (シアターコクーン)










パンフレットと半券

ルヴォーさんの演出劇を観るのは何年ぶりだろう・・
一時期ハマっていた演劇をパタリと観なくなってからが
とても長かったのでベニサンピットがなくなっていたことも
気がつかなかったくらいだったから。
密室感のある独特な空間のベニサンピットとは違い
シアターコクーンはとても大きな劇場。
ここで、近松の「心中天網島」をベースに風俗店で働く
ハルの視点から眺めた世界を描く物語。

正直、前半は舞台からあまりにも遠い席のせいもあったのか
上からで見切れ席だったのもあるのか
イマイチのれなくて響いてこなかったのだけれど
幕間後の後半、ハルとおさんのやりとりを見つめていたら
気が付くと落涙していた。なんだかんだと最後にたたみかける感じとか
女の哀しさをすくいとる感じはさすがルヴォーさんと思いながらも
これはハルの深津さんと、おさんの伊藤さんじゃなかったら
感じられなかった感情かもしれない。はたしてさすがルヴォーさんなのか
それともさすが深津さんと伊藤さんなのだろうか。
伊藤さんが舞台で演じているのを観るのは初めてだったけれど
思いのほか、おさんの時の伊藤さんがとてもよかった。
中嶋しゅうさんも巧いし、七之助さんも美しかったし
そうして、なんといっても深津さんが素晴らしかった。
彼女の声って映像よりも生で聴いた時の方がなんて素敵なんだろうと
昔観た時も思っていたけれど、変わらず、すごくいい。
遠くの席に座っていても彼女の声だけすぐ傍にある感じがする。
だからこそ、「明日のことを考えている」というあのラストにもグっとくる。
死を美化してはいけない、生きてこそ、なのだから。



<作>
谷 賢一

<演出>
デヴィッド・ルヴォー

<出演>
深津絵里
中村七之助
伊藤 歩
中嶋しゅう
音尾琢真
中島 歩
入野自由
矢崎 広
澤村國久
山岡弘征
朝山知彦
宮 菜穂子
森川由樹

<ピアノ>
江草啓太
熊谷絵梨

<ドラム>
堀越彰
中村優規

<ギター、三味線>
千葉伸彦

<美術デザイン>
伊藤雅子

<照明デザイン>
笠原俊幸

<音響デザイン>
高橋巌
長野朋美

<衣裳デザイン>
前田文子

<メイクデザイン>
UDA

<ヘアデザイン>
鎌田直樹

<作曲・音楽監督>
江草啓太

<振付>
尾上菊之丞

<通訳>
小川絵梨子

<演出家アシスタント>
陶山浩乃

<舞台監督>
小川亘
小林清孝

<協力>
松竹

<協賛>
再春館製薬所(東京公演)

<主催>
関西テレビ放送(大阪公演)
フジテレビジョン(東京公演)
アミューズ
ぴあ

<企画・制作・主催>
梅田芸術劇場


<あらすじ>
ほんのちょっと、15分だけの恋のはずだった。
止むに止まれぬ事情から、売春婦になったハル(夫と子供あり)。割り切って始めた商売だが、 足繁く通うジロウ(こちらも妻子持ち・現在失業中)と命懸けの恋に落ちる。周囲の反対を押し切ってこの恋を全うすることが出来ないと諦め、ハルはジロウに愛想尽かしをしたふりをして心ならずもジロウと別れる。自暴自棄になって街をさまよっていたハルは、かつて遊女の涙で溢れたという蜆川(曽根崎川)のあった場所で、ハルと同じ境遇にある、妻も子供もいる紙屋治兵衛と命懸けの恋をしている遊女小春と出会い、近松門左衛門の江戸の世界、古い古い恋の物語に引きこまれていく・・

カテゴリー:舞台観察記

Author.ガオ
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 【好き】
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 レモンケーキ 春巻 豆大福
 五目焼きそば タマゴサンド
 熱燗 電気ブラン ジンジャエール
 夕陽 冬の海 路地 ガリガリくん
 ニャンコの寝息 ワンコの笑顔
 鳥が斜めに飛ぶ姿
 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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