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JAM TOWN (KAAT)













いつだったか、某映画のスチルカメラマンの方が
ロケ現場に入る時に主演俳優の方を全然知らない俳優さんだ・・と
ツイッタでつぶやいていたことがありました。
当然アタシはその時には何の映画なのか知らずにいたので
スチルの仕事をしている方が知らない俳優さんが主演ということは
無名の俳優さんたちで自主映画のような規模の小さな映画で
資金もあまりなく制作されるものなのだろうか頑張ってほしいと
そんな風に思っていたら出来上がって公開されたものを知った時
えぇ?って思ったことがありました。だって、主演俳優の方は
舞台でも映画でもテレビドラマでも長年とても活躍している方なんです。
なので当然誰でも知っている俳優さんかと思ったけれど
でも、そういうスチルカメラマンのようなプロの仕事をしている人ですら
こんなに有名な俳優を知らないということもあるのか・・と、
ちょっとビックリしたことがありました。
そして、興味がないというのはそういうことなのだろうな、と。
自分とかかわりのある方、自分の好きな分野で活躍している方のことならば
知りたいと積極的に思うだろうから知っているのだろうけれど
どれだけ有名な俳優さんのことでも興味がなければ知らないのだ。

でも、そうなんです、アタシも全然知らなかった、ダンスが好きなのに
YOSHIEさんのことも知らなかったし、このミュージカルに出ている人達も
筧さんと藤井さん、そして西寺さん以外の方たちのことはまったく知らなかったので
才能のある人達をこのミュージカルを観たことで知ることが出来て嬉しかったのでした。
幕間になると老若男女の方たちが次々と「いつまでも観ていたい」
「思っていたよりも・・というか、すげぇ面白い」
と興奮気味に声にしていて、もう、その声を聴いているだけで
なんだか幸せな気持ちになってきて、だって、アタシも同じ気持ちだったから。

というか、筧さんの声がどことなく地声だった場面は
はたして本当にハプニングだったのか、それとも演出?ってくらい
筧さんがさすがです(笑)その筧さんがすごくよかった。
彼の存在そのものが優しさと頼りなさの間にきらめく
淡く哀しい輝きのようなものがあって楽しいのに切ないような
そのひとつの軸が最後までぶれていなかったから
どんなに巧いダンスや歌でもりあげても、そればかりだと
ちょっと飽きてきちゃうところを筧さんが繋いでくれていた。

物語は手垢のついた古臭いものがあるけれど
その古臭さはどこかヨコハマそのもののようにも感じられて
時代遅れな感じや誰が何をしている人だろうと気にしないような
港町っぽい雑多な感じが、ある意味ジーンときてしまうし
スプリット・ハーバーを皆で歌いあげる場面では思わず落涙してしまった。

海外では当たり前だけれど日本ではまだめずらしい
トライアウト公演を経て時間をかけて作り上げ
ついに本番をホールで上演してくれたまさに手作りの
オリジナルミュージカル「JAM TOWN」
アタシは色んなことに疎くて、それこそ、知らないことが多いので
演出の錦織さんがやってらした少年隊のこともほとんど知らないのだけれど
彼はきっと温かい人なんじゃないかなと、思った。
どうしてそう思うのかわからないし彼のことを知らないけれど、
このミュージカルを観てなんだかそう感じたのでした。

再演を繰り返してKAATの名物ミュージカルなるといいな。
そんな風に思いました。素晴らしい生のダンスと歌と演奏。そして、演技。
素敵なミュージカルの産声を聴いた気持ちでいっぱいです。
楽しい観劇時間を、ありがとう。





<原案・演出>
錦織一清

<原作>
齋藤雅文

<脚本>
斎藤栄作

<出演>
筧 利夫
藤井 隆
松浦 雅
水田航生
東風万智子
YOSHIE
Oguri (s**t kingz)
HASSE
エリアンナ
大音智海
小暮キヨタカ
SUZUKiYURi

ダンドイ舞莉花
深瀬友梨
MASAHARU

<作詞・作曲>
西寺郷太

<振付>
YOSHIE
Oguri (s**t kingz)

<作詞>
金房実加

<「夢のDream Boat」作詞>
湯川れい子

<美術デザイン>
石原敬

<照明デザイン>
原田保

<音響デザイン>
松本哲志

<衣裳デザイン>
十川ヒロコ

<ヘアメイク>
田中エミ

<編曲・バンドマスター>
富田謙

<歌唱指導>
大嶋吾郎

<演出助手>
河合範子

<振付助手>
MEDUSA

<音響デザイン補>
佐藤日出夫

<舞台監督>
二瓶剛雄

<プロダクションマネージャー>
安田武司

<歌唱指導助手>
久保田陽子

<稽古ピアノ>
杉田未央

<衣裳助手>
馬場友美
牧角綾乃

<演出部>
田中絵里子
土門眞哉
藤山恭一郎
神津春野

<照明操作>
クリエイティブ・アート・スィンク
稲井田希
鈴木のぞみ
佐藤綾香
杉山里紗
梶谷剛樹

<ムービングプログラム>
高田和彦

<音響操作>
今井春日
山下真以子
辻本望
稲住祐平

<衣裳部>
伊澤潤子
大野友起子

<大道具>
C-COM舞台装置
 五藤皓久
オサフネ製作所
 長船浩二
美術工房拓人
 松本邦彦

<電飾>
イルミカ東京
 小田桐秀一

<小道具>
高津映画装飾美術
 天野雄太

<稽古代役>
薄平広樹
森雄基
坂本美月
中村安希

<ローラーブレード指導>
植木亘
星野晃代(スタンドイン)
石田充生(スタンドイン)

<衣裳製作>
アトリエakka
コットンボール
池ますこ
竹田彩子
春木里華
井上京子
稲葉匡利
沼崎和真
牧野祐子

<衣裳協力>
東宝舞台

<靴>
DANCIN'SHOEオオキ
神田屋

<運搬>
マイド

<音楽制作>
ココモ・ブラザーズ
 篠崎慎一郎 

<レコーディングエンジニア>
兼重哲哉

<制作>
杉上紀子
今野亜希
new phase

<原案協力>
高須晶子
金房実加

<宣伝>
る・ひまわり
 金井智子
 高橋陽

<広報>
小沼知子
田嶋舞野

<票券>
長川原秀美
大野志穂子

<営業>
大沢清
吉山久美子

<技術監督>
堀内真人

<制作総括>
崎山敦彦

<プロデューサー>
石井宏美
三瓶雅史

<企画制作>
KAAT神奈川芸術劇場
new phase

<協力>
(株)ソニー・ミュージックコミュニケーションズ

<後援>
TOKYO MX
神奈川県教育委員会
横浜市教育委員会

<主催>
KAAT神奈川芸術劇場
FMヨコハマ

<あらすじ>
横浜港につながる運河に係留された船を改築したボート・バー。ぶっきらぼうだがどこか温かみを感じさせるマスターの橘 祐司(筧 利夫)を慕って、今宵もなじみの客が集まっている。マスターの後輩で私立探偵の長谷川(藤井 隆)もそのひとり。ある日の深夜、J.J(水田航生)という青年と一緒に、泥酔してベロベロのあゆみ(松浦 雅)という少女が現れた。マスターが介抱しようとすると、見覚えのある火傷のあとが目に入る。あゆみは離婚して以来何年も会っていなかったマスターの実の娘だったのだが.・・

カテゴリー:舞台観察記

Author.ガオ
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★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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