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室内 (KAAT×SPAC)















いつも、舞台や映画を観る時にかける眼鏡を忘れたのかと思うくらいの
ぼんやんとしたうす暗い闇と柔らかい灯りの中に人形アニメのような
独特な動きをして現れる人たち。語りかたも独特で
1秒が1時間に感じられるようなゆっくりゆっくりなリズム。
息を吸う音ですら大音響に聞こえてしまいそうな静けさの中
その異様な沈黙の空間に身を置いているといつしか
いつまでも地につかない永遠のうす暗い穴にすいこまれて
生そのものを奪われてしまうのかと思うくらいの恐怖心を感じた。
その恐ろしさは観終わってしばらくたっても、新鮮なままだった。
地に足がおりていないようで、ちゃんと歩けない気がした。
疑い深いアタシは今まで一度も催眠術にかかったことがないのに
「室内」を観た後は催眠術にかかったみたいだと思いこみたい気持ちになる。

面白いか?と聞かれたらわからない。
でも、観てよかったか?と聞かれたら迷わず頷く。
このなにもかもが不思議で異様な感じ。忘れられない。



<作>
モーリス・メーテルリンク

<演出>
クロード・レジ

<出演>
(庭にいる人物)
吉植荘一郎
泉陽二
たきいみき
布施安寿香
下総源太朗
大庭裕介
松田弘子
(家の中にいる人物)
貴島豪
鈴木陽代、
永井彩子
弓井茉那
関根響
西川尊(アンダースタディ)

<訳>
横山義志

<演出助手>
アレクサンドル・バリー

<装置デザイン>
サラディン・カティール

<照明デザイン>
レミ・ゴドフロワ

<衣裳>
サラディン・カティール
大岡舞

<通訳>
浅井宏美

<技術監督>
サラディン・カティール

<照明操作>
ピエール・ガイヤルド

<舞台監督>
内野彰子

<衣裳ワードローブ>
清千草

<舞台写真>
三浦興一

<宣伝美術>
坂本陽一(mots)


<制作>
ベルトラン・クリル
米山淳一

<製作>
SPAC-静岡県舞台芸術センター
アトリエ・コンタンポラン

<主催>
SPAC‐静岡県舞台芸術センター

<提携・技術協力>
KAAT神奈川芸術劇場

<協賛>
ANA

<後援>
在日フランス大使館 アンスティチュ・フランセ日本


<あらすじ>
夕暮れ時。家には明かりがともり、家族団らんの様子が見える。裏庭の暗がりに男が二人現れ、小声で話しはじめる。一家の娘の一人が川に浮いているのを発見した彼らだが、家の中のあまりにも幸福な様子を目にし、しだいに娘の死を伝える勇気を失っていく・・・

カテゴリー:舞台観察記

Author.ガオ
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 【好き】
 映画 演劇 SYCYCD 
 サッカー 音楽 写真 散歩 本
 バニラアイス シュウマイ
 レモンケーキ 春巻 豆大福
 五目焼きそば タマゴサンド
 熱燗 電気ブラン ジンジャエール
 夕陽 冬の海 路地 ガリガリくん
 ニャンコの寝息 ワンコの笑顔
 鳥が斜めに飛ぶ姿
 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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