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わたしの星

©ままごと「わたしの星」


今年の2月に二回も観に行ってとても好きだった「三人姉妹」は
上演記録がありNHKのBSでも放送もされたのですが
NHKのBSはウチでは観ることが出来ない環境なのです・・(泣)
だけれど、もう一度観たかったし、確認したいセリフなどもあり、思いきって
大好きなある方に録画を頼んだら快く引き受けてくださって(本当にありがとう!!)、
おかげで何度も何度も観ることが出来てシアワセなのでした。
そして、いつも、この「三人姉妹」を観て、そのまま満足して終わるのですが
実はその後に、もうひとつ別の演劇が続けて放送されていて
同じ枠の放送のものなので録画もそのまましてもらえていたので
これは観ておかないと損だよね、と思い、今頃ですが観てみました。
ままごと という劇団の「わたしの星」という演目です。

「わたしの星」は温暖化で地球がダメになっていき、
住民は次々と火星に引っ越していく中、たった一つ残された学校での
文化祭の「わたしの星」の準備をしている高校生たちの一日を描いていて
演じている演者の方たちもオーデションで選ばれた現役の高校生で、
スタッフも高校生たちが参加。まさに手作りという感じの劇です。

観ている間、何度かジーンと鼻の奥をくすぐられ
観終わった後、とても切なく愛しい何かが残りました。
いつか消えてしまう地球の片隅で、たわいのない会話や笑いの中で
時折とてつもなく迫ってくる死の運命のようなものが
ストンと体の中に素直に入ってくるような哀しいけれど重くなく、
それでいて軽すぎもないバランスはある意味心地いいものでした。
登場人物たちはそれぞれ個性があるし、ちょっとアンバランスなのが
逆に初々しいものがあって、ベタになりそうな展開も爽やかで
すっきり受け入れることが出来るから、ナナホがスピカをたたいて
「もう逢えないかと思った」と抱きしめる場面や
あのラップの場面なんか思わず涙が出そうになりました。
サヨウナラを何度も言いスポットライトが暗闇の中にポツリ。
皆で輪になるラストもいい感じで、無理矢理感のない感じがいいなあ。

戯曲と演出は柴幸男さん。 「青年団」演出部所属で日本大学
芸術学部在学中に「ドドミノ」で第2回仙台劇のまち戯曲賞を受賞。
2010年には「わが星」で第54回岸田國士戯曲賞を受賞なさっていて
今回の「わたしの星」は「わが星」の姉妹編のようなものらしいです。
ということは「わが星」も観てみたくなるよねぇ・・と
調べてみたら、なんと、今、再々演中らしくて・・・でも、
明日がもう楽日ということらしくて、当日券もあるかないか・・・
行っても入れないかもしれませんという告知があったので
今、ギリギリなアタシには無理だなと諦めました。。
でも、これをきっかけに気になる劇団がふえたのは嬉しいです。
これからも注目ですね。




<作・演出>
柴幸男

<出演>
札内茜梨(スピカ)
山田奈々緒(ナナホ)
生駒元輝(シャイン)
坂本彩音(アカネ)
佐藤まい(サイトウ)
西片愛夏(マナ)
西田心(ココ)
吉田圭織(ヒカリ)
吉田恵(メグ)
吉永夏帆(カノン)

<高校生スタッフ>
新井悠里
小俣七海
小出実樹
徳野絵美理
中村瑠南
町田将太郎

<舞台監督>
佐藤恵

<美術>
青木拓也

<照明>
伊藤泰行

<音響>
星野大輔(サウンドウィーズ)

<衣裳>
藤谷香子(FAIFAI)

<宣伝美術>
セキコウ

<チラシ撮影>
濱田英明

<演出助手>
濱野ゆき子
高梨辰也(トッコ演劇工房)

<制作>
加藤仲葉(ままごと)
森川健太(三鷹市芸術文化振興財団)

<制作統括>
森元隆樹(三鷹市芸術文化振興財団)

<製作総指揮>
宮永琢生(ままごと|ZuQnZ)

<特別協力>
急な坂スタジオ

<協力>
(株)キューブ
(株)ボックスコーポレーション

<企画制作>
ままごと(一般社団法人mamagoto)
公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団

<主催>
公益財団法人三鷹市芸術文化振興財団

<あらすじ>
拝啓 Spica
お元気ですか。新しい星の生活には慣れましたか。
あなたがこの星を発ってから、こっちはずっと夏のまま。
星空を見るとつい、あなたを探してしまいます。
星に引力があるように、人にも引力がある。
わたし、あなたのことが大好きで、大嫌いでした。
この手紙が届くころ、あなたは夜空のどこにいるでしょう。
たとえ、どれだけ離れても、あなたはずっとわたしの星。

時報を合図に少女と星の一生を描いた「わが星」の世界観を引き継いだ「わたしの星」。出演するのは、オーディションで選ばれた高校生たち10人。高校生スタッフも参加した作品(4月6日 プレミアムステージにて放送)

カテゴリー:舞台観察記

Author.ガオ
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 ニャンコの寝息 ワンコの笑顔
 鳥が斜めに飛ぶ姿
 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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