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新宿「割烹 中嶋」鰯の柳川鍋定食、鰯の刺身定食

割烹 中嶋


暖簾が曲がっている





お新香・・ビニールシートがひかってお新香もひかってしまった(笑)


鰯の柳川鍋。撮るのヘタっぴでボヤけてしまった。ゴメンナサイ

何か月か前の冬の或る日、新宿に映画を観に行った時のことでした。
新宿ミシュランひとつ星のお店がランチは1000円以下で味わえるぞと知り
それだったらいただいてみたいと思いさっそくそこへ向かったのでした。
お店は南新宿にある「割烹中嶋」この辺りはFUGETSUDO(風月堂)という
演劇人たちがたくさん集まっていた有名な喫茶店があった場所でもありました。

ビルの地下にお店があって、すでに行列が。
でも、もちろん食い意地、そしてミシュラン星にも
ちょっぴりワクワクしながら迷わず寒空の中、並びました。
並んでいる間、前にいた老婦人三人組のお話が耳にはいってくる。
彼女たちの中で一番年配な感じの女性が耳打ちしながらも
他の人にも聴いてほしいみたいな大きさの声で
「○○十万円じゃ、少なかったかしら。○○○万円包めばよかったかしら」
と、ワタクシタチお金持ちですよ的なことをアピールしておった。
そして、たまにはランチでもって感じで来てみたわーと
そんなようなことを、いちいち言っていた(苦笑)
しかし、○○十万円を安いと言える金銭感覚。
アンタらどんなヤバい仕事しているんだと思ってしまいましたよ(笑)
地道に働いて真面目に生きていたら、世間ではそれを大金といいますよ。
そうこうしているうちにお店の女将さん風の方が出てきて
彼女たちに「先生」とか言っている。どうも常連さんみたい。
先生か、なんの先生だよ・・っていちいち突っ込みたくなる貧乏症なアタシ(苦笑)
並んでいる間に注文を聞いてくれていたので、その辺はありがたかった。

席はL字型のカウンターとテーブル席がふたつくらいあって、
テーブルはこじんまりしていながらも落ち着いて過ごせそう。
アタシたちは二人だったので丁度カウンターのL字の部分に案内される。
座ってビックリしたのがカウンター 一面にビニールシートが。
そのシートがピッタリひいてあるならいいのだけれど
バンっと投げだされたみたいにグチャって波打ってひいてあるので
なんだか、もう、そこでテンションいっきに下がる・・・
昼時のランチ狙いやろうには汚されないように
ビニールシートひいとけっ!って、ことなのでせうかね(苦笑)
思えばお店の暖簾が曲がってノリをかけてアイロンをあてたあとが
少し気になっていたけれど、しかしミシュランだぜ、
ワザとなのかな、自由な思いを表しているのかも(笑)とか
色々いい方へ解釈しながら待っていたけれどビニールシートのひき方で
なるほど、お昼のお客さんをむかえる気持ちがこれなんだなって思いました。
暖簾にアイロンする時には片方の手で縫い目を伸ばし
片方の手でそこにむかってビシっとかけないとね、いかんですよ。

でも、お料理がおいしかったら機嫌もなおるので
楽しみに待つことにした。アタシは鰯の柳川鍋定食。
連れは鰯のお刺身定食。他は鰯のフライ、鰯の煮魚、鰯の焼き魚で
焼き魚が一番人気でランチが始まってすぐに売り切れてしまっていた。

柳川鍋は鰯フライの甘辛卵とじ。気どりのない
親しみのある味でご飯のおかずにピッタリで美味しい。
でも連れの鰯刺身は小鉢?ってくらいの量だったので
最初は付け合わせがきたのかと思って、写真を撮らないでいたら、
どうもそれがお刺身だったらしくて・・・(汗)
あまりにも小さなカタマリだったので、さすがに
定食のおかずとしては気の毒だった。案の定、
女将さんがすぐにご飯のおかわりをもってきてくれた。

鰯のたたき係の笑顔がカワイイ感じの若い料理人は
ずっと鰯を目の前でたたいているので手が痛い痛いと言っていた。
そして彼らに指示を出しているちょっと大柄の料理人の方は
その場でしゃがんでカウンターから隠れているつもりなのだろうが
丸見え状態で何かを飲んで「あー」って言っていた。
特にL字型のカウンターの端の席から丸見えなので、
それはちょっとと思った。確かに疲れる仕事だろうとは思うけれど、
せめてお客さんの視界にはいらない裏にいって
何か飲むなり、疲れたなら裏で疲れたと言ってほしいのですが。
そんなにイヤなら昼に店を開けなきゃいいじゃんか。

ミシュランは何が気にいって星をつけたのだろう。
確かに鰯の柳川鍋は好みだけれど、
どうしてもここで食べたいというものでもない。
いったんお店の雰囲気や料理が気にいると同じ所へ
しつこいくらいに行くクセがあるアタシなのだけれど
でも例えば今度新宿に行くことがあるのなら、
きっと別のお店に行くなと思うくらいの印象しかない。
それに、ビニールシート。高級なカウンターなので
お昼に弟子たちが作る料理を食べにくる客に
汚されたくないのかもしれないのだけれど
それならばせめてぴっちりとひいてほしい。
波打っているので、お味噌汁のお椀がひっくりかえりそうだった。
たぶん、ミシュランは夜だけの評価なのかもしれないけれど
でもさ、お昼だって、お店の名を名乗っているんだから
何もかもがお店の顔なんだよ。お料理も、料理人も、ビニールシートも
曲がった暖簾も。そのすべてが割烹中嶋なのではないのでしょうか。

行ってきたお店:新宿 割烹中嶋
最寄の駅:新宿
食べてきたもの:いわしの柳川鍋定食(900円)、いわしの刺身定食(800円)

カテゴリー:飲喰雑記

テーマ:こんな店に行ってきました
ジャンル:グルメ

Author.ガオ
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 鳥が斜めに飛ぶ姿
 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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