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私立探偵ヴァルグ

CS(スカパー)経由でもWOWOWを観ることができるので
来月のPTA特集、ある意味PSH追悼特集に備えて
早めに今までの映画セットを一旦解除してWOWOWチャンネルに切り替えて
今月は無料で楽しんでいます。上演時に行けなかった演劇や
映画もステージもスポーツも色々放送してくれるのでうれしい。
中でも海外ドラマがなかなか面白いものが揃っているかも。
特に初回のものから再放送してくれている「私立探偵ヴァルグ」と
ジャン・レノさんの「刑事ジョー」を録画して観てみたら
両方ともなかなか面白いんですよ。

「私立探偵ヴァルグ」はノルウェーのドラマで、
なんだろう、一作に2話というのか、一話に2つの作品というのか
ひとつの回に2つの話が90分ずつあるという映画サイズ。
確かに映像もとっても凝っていて映画的で見応えあります。

©wowow 私立探偵ヴァルグ

ノルウェーの天気がいつも雨模様な感じで灰色の空とかが
とてもアンニュイで石畳や坂道や森なんかの雰囲気や
話も暗くてアタシ好み(笑)主役のヴァルグ役の方が
ジェフ・ブリッジスさんとゲイリー・オールドマンさんを足して
ベッカムをほんのり注入みたいな風貌で(どんなだ・笑)
動いた時に魅力の出るなかなかな男前の方です。
キャラ的には強気なくせにケンカに弱くて(すぐにやられる・笑)
あんまり考えなしに行動しちゃうけれどハートの隅っこに情がある人なので
なんだか助けたくなるという濱マイクみたいな感じ。
なんだかんだとヴァルグを気にしているハムレ警部とのやりとりも楽しい。
このハムレ警部役のビョルン・フローバルグさんをどこかで
観たことあるなあと思いながら観ていたら映画の
『ホルテンさんのはじめての冒険』でホルテンさんの友だち役の方でした。

以下、ネタばれありの簡単なひとこと感想メモ。

#1 <<苦い花>>
カミラという少女が行方不明になる。警察のハムレ刑事が児童福祉施設で働いた経歴がある私立探偵ヴァルグを怪しいとにらむ一方、ヴァルグは州議会の女性議員ヴィベケから消えた彼女の愛人カルステンの捜索を依頼される。しかしカルステンは遺体になって見つかる。

これはクライマックスのあの港の場面でヴァルグが小さな手を発見した時に
彼と一緒に泣きそうになりました。あまりにも可哀想。ハードボイルドだわ。
で、あの弟の指でシーってところもね・・自業自得とはいえ、
弟は兄よりも少しはアレだったのかなと思いちょっと切ない気持になりました。
しかし、弁護士のアンナとかヴァルグのせいで巻き込まれすぎですよ(笑)
彼女の証拠の見せ方が好きでしたね。バックからちょこっと出してね。
テレビドラマというよりも映画の質感。丁寧。思わず観入ってしまいます。

#2 <<禁断の果実>>
16歳の少女リサを捜すヴァルグ。リサは麻薬を常用し、売春をしているところを見つかるが、銀行の頭取であるリサの父親は娘の入院を拒否する。やがてリサと付き合っていた21歳のペテルも行方不明になってしまう。ペテルの両親はヴァルグに息子の捜索を依頼するが、背後に恐ろしい何かがあると直感したヴァルグはその依頼を断るが・・

おいおい。とんでもないな、大人たち(汗)
なんか、確かにあの母親怪しいなって感じでしたけれど、いやはや。
あの父親は最初は仕事のことばかりと思っていたけれど、ちょっと気の毒だった。
というか、このドラマはいつも鍵開けっぱなしなのよねぇ(笑)
皆さんいきなり部屋の中にいるからさ(笑)
そういえば、やはりアンナはレギュラーになるのでせうか。
ヴァルグの事務所兼お家の感じが好きですね。
坂道のとこにあるこじんまりとしたアパート風の。相変わらず映像が素敵でした。

第二作も楽しみ。
予告動画は第四作。これも録画してあるので早く観なきゃ。


カテゴリー:ドラマ感想雑記

テーマ:テレビドラマ
ジャンル:テレビ・ラジオ

Author.ガオ
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★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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