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『田園に死す』、『午前中の時間割』、『BIUTIFUL ビューティフル』、『メタルヘッド』

CSで観た映画たち


『田園に死す』

★この映画のあらすじ、キャスト、スタッフはコチラ

何度観ても夢の中のような奇妙な感覚を呼び起こす映画。
現在の大人の主人公と過去の少年時代の主人公が
会話する場面なんかゾクゾクする。
少年が駆け落ちしようとする隣家の人妻役の
八千草さんの儚い佇まいが美しい。
彼女の愛人が原田さんという一見アンバランスな
雰囲気を醸し出しながら二人が一緒にいる画が
不思議と似合っていて、ずっと眺めていたかった。

満足度:72%





『午前中の時間割』

★この映画のあらすじ、キャスト、スタッフは
コチラ

時々、淡い夏の思い出のような魅力的な映像もあるけれど、
きっと、ワザとである感じの素人っぽいセリフまわしなどが
個人的にはどうしてもハマれなかったのかも。
『彼女と彼』を撮った同じ監督とはちょっと思えなくて。
本当に同じ監督なのかな?間違って観てしまったかなって、
最後まで疑ったまま終わってしまいました。

満足度:12%





『BIUTIFUL ビューティフル』

★この映画のあらすじ、キャスト、スタッフは
コチラ

この映画のタイトルになっている「BIUTIFUL」は
主人公が娘に「ビューティフルってどう書くの?」と聞かれて
「発音どおりさ、BIUTIFULだよ」と間違ったスペルを教えたもの。

いい人だからっていい仕事につけるわけじゃないし
歯車もうまくいかない。ウスパルは癌になりあと二ヶ月の命。
彼には子供たちがいる。仕事といえばインチキな仕事。
でも、なんていうか悪いヤツじゃないんだよ。
今、自分が出来る精一杯のやり方で子供たちに接しているのね。
しょうもない闇の仕事をしているんだけれど
その日、その日に食べるには、どうしたってお金がいるんだものね。
そしてそんな中、自分が死んだ後に残された子供たちは
どうしたらいいのかと、そのことを心配しても誰も助けてくれないし
仕事場でよかれと思ってしたことも何もかも裏目に出てしまったり・・

まるで奇跡なんかおきない。人生は奇跡は全然おきない。

映画のようにうまくはいかないよ、という事を
その映画自身が語る時、いったいどこへ辿りつくのだろうと
ウスバルの行く末を見つめていたら冒頭と同じ場面がラストにやってくる。
白い美しい雪。何もかもを包んでくれるように。
逢いたくても逢えなかった人にやっと逢えたんだ。

大切なのは正しいスペルじゃない。
発音どおりに美しいそのラストシーン。哀しさは雪の中に。
笑顔がふたつ。涙腺が崩壊してしまいました。。

満足度:83%





『メタルヘッド』

★この映画のあらすじ、キャスト、スタッフは
コチラ

ロン毛でだらしないジョゼフさんがやけにセクシー。
彼は母親を亡くした少年の目の前に突然やってきます。
少年の父親も、家族を亡くしてしまったことに
毎日心を寄り添わせている感じです。でも、人生は一度きり、
今、目の前に生きている人たちと向き合わないと後悔するよって。
それは散歩に行きたがっていたおばあさんのことでもあると思うし
些細なことでもそうだけれど大切なのは今だよってこと。
目の前に生きている人の思いを無視し続けてしまい
その人がいなくなってから、はじめて気がつく。
確かにハッキリ言ってジョゼフさん演じるへッシャーは
大迷惑な人だけれど、彼は皆が誰に言われたわけでもないのに
勝手に守っていることをぶち壊していく。
それは、この世の中で日々起きている全てに
つながるのではと思ってしまった。その、守っていること、
いったい誰に言われたの?自分はそれで納得なのですか?って。

「散歩に行くんだ」そう言って棺桶を運んだところで
もう、おばあさんは生きていない。
けれど家族が誰も気にしてくれなかったことを
へッシャーだけが気にしてくれていたんだよね。

満足度:69%

カテゴリー:くいしんぼうシネマ

テーマ:WOWOW/スカパーで観た映画の感想
ジャンル:映画

Author.ガオ
cmaukie home
 【好き】
 映画 演劇 SYCYCD 
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 バニラアイス シュウマイ
 レモンケーキ 春巻 豆大福
 五目焼きそば タマゴサンド
 熱燗 電気ブラン ジンジャエール
 夕陽 冬の海 路地 ガリガリくん
 ニャンコの寝息 ワンコの笑顔
 鳥が斜めに飛ぶ姿
 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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