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『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』

パンフレットと半券
★この映画のあらすじ、キャスト、スタッフなどの詳細、公式サイトはコチラ

実は恥ずかしながら原作を知りません。
でも、それがかえって映画との出逢いにはヨカッタ気がしています。
この映画には、すーちゃん、まいちゃん、さわ子さんという
三人の女性が登場してくるのですが、三人とも性格も生活環境も全然違うのだけれど
不思議と彼女たち三人すべてに共感できたという面白さがありました。

彼女たちの心の声が自分も感じたりしたことがあるものばかりで
苦笑いしたり、切なかったり。特にさわ子さんがたまたま再会して
いい雰囲気でつきあっていた彼氏から自分の親にあってほしいと
言われて、そこまでは、あ、結婚って雰囲気なのかなって思って
微笑ましく眺めていたら「妊娠可能証明書が欲しい」って言うんですよ。
もう、その瞬間、映画の中のさわ子さんと一緒に
彼氏にもんのすごい嫌悪感があふれてきて腹が立って悔しくて。
それで、さわ子さんが「アナタは?」って聞くんです。
そうだよね、女性にそれを欲するなら、男性だってもらいに行くべきなのに。
そしたら、ビックリしていて。でも、こういう男の人いるんですよ、マジで。
で、こういう感覚が女性手帳みたいな無神経な発想につながるんだと思う。
しかし、この彼氏役の矢柴さんが巧くて、いるいるって感じなのです。
一見、好青年なんですよ、すごく。出前持ちで照れくさそうに笑って。
たぶん、アタシも、きっと、最初は好きになると思う、なんの疑いもなく。
そして、何が女性を傷つけて、何がいけなかったのか
最後まで気がつかない感じも、こういう人、実は一番多いんじゃないかな。
後は、寝たきりだからって無視している人たちへの違和感とか
あぁいうのも、すごくいつも感じていたことだから、わかるなあ。
それから、まいちゃんが冒頭の方でエレベーターを閉めてしまった後や
上司の人たちや後輩への心の声とか、すーちゃんが道を歩きながら感じる切なさとか
あの感覚、すっごく共感出来てしまって・・こんなにも、別々の主人公たちに
共感してしまった映画も珍しいかもしれません。

まるで小さな小さな捨てられた端切れたちをひとつひとつ優しく拾って
丁寧に縫い合わせて世界にひとつだけの服を作るように
三人の色んな想いを拾い集めて丁寧に見つめていた優しい映画だった。
映画が終わると、なぜか切なくなった。どちらかというと温かく終わっていくし、
決してアンハッピーじゃないのに、でも、どことなくほんのり切ない。
これはなんだろうね。好きです、この映画。

この映画の・・・

満足度:70%
おかわり度:この映画の陰の名わき役はミーちゃんというニャンコ。
      ただフワンと登場してきてゴロゴロ言って
      おばあちゃんと一緒に寝ていたりするだけなのに
      もう、本当に猫らしい猫で可愛かった。
      パンフレットは、700円でちょっと高めなのですが
      すーちゃんが作るズコットやパニーノや、
      洋風弁当のレシピも載っていて思わず買ってしまいました。
      ズコット作ってみたいな。

カテゴリー:くいしんぼうシネマ

テーマ:映画館で観た映画
ジャンル:映画

Author.ガオ
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 【好き】
 映画 演劇 SYCYCD 
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 バニラアイス シュウマイ
 レモンケーキ 春巻 豆大福
 五目焼きそば タマゴサンド
 熱燗 電気ブラン ジンジャエール
 夕陽 冬の海 路地 ガリガリくん
 ニャンコの寝息 ワンコの笑顔
 鳥が斜めに飛ぶ姿
 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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