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『ヒューゴの不思議な発明』、『アーティスト』、『50/50 フィフティ・フィフティ』

『ヒューゴの不思議な発明』


★この映画のあらすじなど公式サイトはコチラ

公開時、スコセッシ監督の映画ということで
気になってはいたものの自分が行ける映画館では
3D版しか上映してなくて・・。
実はアタシ、3Dを観ると寝込むほど体調悪化するんです。
人生の時間を使って高いお金払って映画を観て
寝込んでしまうと何週間も普段の生活が無理で・・って、
そうなると、もう、そこまでして観るのは苦痛で
泣く泣く断念って感じでした(涙)こんな変な体質は
自分だけかなって思っていたけれどツイッタで、
同じようなことになる方が結構いると知って安心しました。
今まで3Dの映画の感想を読むたびに、その映画と
出逢うことが出来ない疎外感を感じていたのだけれど
症状は違えど、3Dが同じように苦痛な人もいるんだと
知ることが出来ることと出来ないことでは全然違うので
こういう時に、ツイッタをやっていてヨカッタって思ったりします。

しかし、スコセッシだもん、観たい。しかも、予告を観るたびに
今までのスコセッシらしくないファンタジーな感じなとこが、
どうしたの、スコセッシのオジさん!って感じで(笑)
ますます気になっていた映画だったのでCSで放送してくれてヨカッタです。

孤独な少年と心を閉ざしていた映画の魔術師メリエスとの物語は
とても単純なのだけれど、スコセッシ監督の映画愛が
豪雨のごとく降り注がれている映画だと思いました。
たったひとつの部品がないだけで機械が動かないように
どんなものでも存在の意味があり、必要なのだと。
機械人形が動きだし、閉ざされたメリエスの心のドアがあき
少年も孤独じゃなくなった瞬間が素敵だった。
時代が変化して、生まれてくる映画たちも映画との出逢い方も
どんどん変わっていく。それでも、思う。過去の映画を愛したい。
そして新しく生まれる映画を愉しみたい。
そこに映画がある限り、出逢い続けたい。
そんなシンプルな思いを思い出させてくれる映画でした。

この映画の満足度:62%
食べ残し度:音楽が少し邪魔だった。
      音楽って映画や物語を助けてくれるものなはずなのに
      ずーっと音楽が流れっぱなしで逆にそれがテンション下がると言うか。
      音楽より、少年がいじる機械の音が聞きたいし、
      ページをめくる音が聞きたい。足音が聞きたい。
おかわり度:手でまわす映写機がカワイイ。いいね、映写機って。



『アーティスト』


★この映画のあらすじなど公式サイトは
コチラ

まず、すごいなって思うのは役者さん。
昔の時代の役者さんにある品のようなものがちゃんとあって
その時代の俳優さんに観える演技力がすごい。
立ち振る舞いとか、雰囲気とか、昔の映画を観た時の
雰囲気そのものなので、その再現能力、すごいなあって思うです。
もちろん、メイクやスタイリストの力も大きいかもだけど
そこに命をふきこむのは演者たちだから、やっぱり俳優の力だと思う。

サイレント時代をサイレントで観せるというユニークさや
モノクロの古いけど新鮮な感覚やトーキーに移り変わる時に
実はトーキーを怖がっていたサイレントのスターや
彼を助けようとして密かに支えていたトーキー時代に愛された女優や
プライドが傷つけられ、色々あって、でも最後はハッピーエンドというね
そんなのをサラリと同じ一定のテンポで観せていく感じの映画でした。
優しく可愛らしい映画なので、そのままカフェかなんかで
サラリと流しておくと丁度いい感じの雰囲気。
それにしても、主人公と一緒に行動するワンコの演技がスゴイので、
その演技力のありすぎが、むしろスパルタな厳しい訓練があったかもと
勝手にネガティブな方へ想像してしまって怖くなるほど。
火事の時や拳銃場面なんか観入ってしまいましたよ。

ペピーがまだ無名の頃に着ていたワンピースみたいの
アレ、すごくかわいい。あんなファッションしてみたいけど
アタシみたいな不細工なオバちゃんが着たら別のものになるね(苦笑)

この映画の・・
満足度:54%
おかわり度:まぁ、とにかくワンコのジャック役のアギーさんに
      いつか犬語を憶えて色んなインタビューをしてみたい(笑)
      聞きたいことがいっぱいあるです。



『50/50 フィフティ・フィフティ』


★この映画のあらすじなど公式サイトは
コチラ

2回目の鑑賞。以前観た時、メモってなかったのでメモ。
本当は『メタルヘッド』を観たかったのだけど
みつけることが出来なくて、再びこの映画に再会しました。

若い人が癌にかかる、しかも、生存率は50%
彼は車ももっていないエコ派で横断歩道では律儀に信号を待ち、
声を荒げるでもない優しそうな好青年。
普通はここで悲観的に切ない話にしがちなんですけど
終始ライトコメディ風の空気感で進行していくんですよね。
これがすごくヨカッタです。冷静に考えてみると
つっこみどころはあるんですよね。実体験を元にしている話なのに
抗がん剤治療にしても手術にしても高額だと思うので
その治療費はどうしているんだとか心配になりましたもん(苦笑)

だけど、この映画は教えてくれます。人と人の繋がりを。
癌は怖くても怖いまま受け入れて生きていかなければいけないことを。
主人公アダムの親友がいつもバカ話したり女のことばかりで
大騒ぎでうるさい存在なんだけれど、彼が陰でこっそりと
癌についての本を読んでいるところとかに、
さりげなくハっとさせられます。癌の宣告を受け
その治療をしている友人や知人を持つ人たちの立場のことも
考えさせられる。それはアダムの家族なんかもそうで。
人生って、その人本人のものでもあるけれど
その人とかかわった人たちのものでもあるんだなとしみじみ感じます。
だって同じ時代同じ時間を共有した人生たちなんだものね。
新米セラピストのキャサリンが言う、「アナタさえ心をひらけば」
そうだよね、まずはそこからなんだね。

この映画の・・

満足度:70%
おかわり度:アダムを演じるジョゼフさんが、すっごくいい。
      なんともいえない薄味の顔が優しげで好き。
      演技も繊細でいいな。

カテゴリー:くいしんぼうシネマ

テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画

Author.ガオ
cmaukie home
 【好き】
 映画 演劇 SYCYCD 
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 バニラアイス シュウマイ
 レモンケーキ 春巻 豆大福
 五目焼きそば タマゴサンド
 熱燗 電気ブラン ジンジャエール
 夕陽 冬の海 路地 ガリガリくん
 ニャンコの寝息 ワンコの笑顔
 鳥が斜めに飛ぶ姿
 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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