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『ザ・ファイター』、『サラエボの花』

『ザ・ファイター』


★この映画の公式サイトはコチラ
プロボクサーのミッキー・ウォードとディッキー・エクルンドを描いた伝記映画。

マーク目当てに観てみたけれどC・ベイルさんがかっさらっていく。
はっきり言って迷惑でどうしようもない奴だけど、
でも、決して悪い奴ではないミッキーの兄ディッキーを
存在感たっぷりに演じているC・ベイルさんがウマイんですよねぇ。
あのテレビ放送の場面とか、こちらまで心を痛めてしまったもの。
もちろんマークも繊細でいい演技だったけれど。
それにしてもこの家族多すぎる。なんでこんなにいるの?(笑)
産まれて、生きて。その歩みの中で傷つけるつもりのない人たちを
知らず知らず傷つけていく。マーク演じるミッキーが
世界タイトルマッチ前に思わず自分の想いを打ち明けている場面
「これはボクの試合だ」と言うところ。思わずホロリ。
相手の気持ちを考えずにまるで自分の人生のようにしてしまうこと
家族は特にあるんだよね。ラストの試合は思わず観入ってしまった。
マークのパンチの出しかたがとても渋くてリアルなのだ。
勝つだろうなとわかっていながらもハラハラして観応えありでした。

この映画の・・
満足度:67%
おかわり度:ミッキーたちのパパがママに押され気味で情けないけれど
      結構頑張っている。健気だった(笑)



『サラエボの花』

©サラエボの花

★この映画の詳細は
コチラ

「人類は二度と決してこのような悲劇を、いっときも、
いかなる場所においても繰り返してはならない。
この映画を出来るだけ多くの人に見て欲しい。」 
―イビチャ・オシム(元サッカー日本代表監督)

ボスニア紛争。
多くの命たちが奪われ、生き残ったとしても
その深い心のキズは抱えたくないのに抱えるしかなくて。
無口な女。存在の意味を知りたい子供。
犯された。捨てようと思った。だけど産声が。頑張って生きてきた。
子供に学校の旅行に行かせてあげたくて働く。出逢う。別れた。
「父親の遺体はどうやって確認するの?」
互いのキズを寄り添うように静かに出逢った女と男の
最後の別れにキスをした瞬間涙が流れてきてしまった。
その彼女の可愛い子供は自分の髪の毛の色が
父親の色に似ていることが嬉しかった日と、
それが最悪な日と知った日の哀しみを抱え
バリカンで全部自分の髪の毛を剃ってしまう。痛い。

結果的に娘の旅行代は母親の友達がお金を集めてくれた。
仕事場で同僚たちに声をかけて集めたお金を手に持たせて
友人を励ましそれに涙するその二人の女性の姿を見つめていたら
たまらない気持ちになってきた。

話は、シングルマザーの女性が自分の子供に
学校での旅行に行かせてあげたくてお金を作り
旅行に行く子供を見送るだけの話だけど
ボスニア紛争のキズ痕の底なし沼のような深さと哀しみが
淡々と静かに沁みて押し寄せてくる。
だけど、それでも、手をふった。バスの中から。
哀しみは癒えないし、消えない。絶望も知っている。
それでも、人は生きていく。だって、その上から新しく生まれる思い。
互いに手をふって労わりあい帰る場所がある限り、生きていけるから。

この映画の・・・
満足度:70%
おかわり度:主人公がバーで働いた時に出逢うバーの用心棒役の俳優さんが渋くていい。
      彼はもともとは真面目な青年だったけれど紛争で軍隊に行き
      同じ哀しみを抱えて生きてきた人。謎めいた哀しい感じの眼が素敵だったな。

カテゴリー:くいしんぼうシネマ

テーマ:DVDで見た映画
ジャンル:映画

Author.ガオ
cmaukie home
 【好き】
 映画 演劇 SYCYCD 
 サッカー 音楽 写真 散歩 本
 バニラアイス シュウマイ
 レモンケーキ 春巻 豆大福
 五目焼きそば タマゴサンド
 熱燗 電気ブラン ジンジャエール
 夕陽 冬の海 路地 ガリガリくん
 ニャンコの寝息 ワンコの笑顔
 鳥が斜めに飛ぶ姿
 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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