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『I'M FLASH!』(2回目)、『「わたし」の人生 我が命のタンゴ』

三軒茶屋中央劇場

『I'M FLASH!』『「わたし」の人生 我が命のタンゴ』


三軒茶屋中央劇場


昔のチケット売り口。今は劇場内の自動販売機で


半券と手作りのチラシ


豊田監督の新作で松田龍平さんと渋川清彦さん出演の短編が
上映されたライブに行けなくてめっちゃ悔しかった(涙)のですが
(ライブと短編映画の詳細はコチラ
『I'M FLASH!』が名画座で上映されていることを知り
久しぶりに三軒茶屋中央劇場に映画を観に行きました。
普段でも二本を観ることが出来て1300円なのですが
上映最後の金曜日は200円割引で1100円で二本観ることが出来ます。
同時上映は『「わたし」の人生 我が命のタンゴ』という映画でした。


『I'M FLASH!』を観るのは二回目。最初の感想は
コチラ
これ、映画館でもう一度観ることが出来て良かったです。
名画座なので音の質が物足りないのは仕方がなかったけれど、
でもとにかくこの映画は映像が美しい。
どの場面も美しいんだけど、特にルイ(藤原さん)を先頭に
ボディガードという名の殺し屋3人の新野風(龍平さん)と
神村(仲野さん)、一番若い殺し屋(永山さん)の4人が歩いて
岩場のようなところに立った時の場面とか新野が海に向かって
拳銃を放つ時とか言葉に出来ない色彩の美しさなので
もう、それだけで、ザ・映画って感じで胸が熱くなってしまった。
詩的なセリフ、ヒリヒリするような繊細な感情と狂気、
音と映像が重なって、やっぱりカッコイイ映画です。
最初の閃光のような場面からノンストップ。
最近何を観ても誰が撮ってもいいような個性のない映画が多い中で
監督の個性がちゃんとガッツリ存在している唯一無二の存在である映画。
そして唯一無二の存在の松田龍平さんが本当に虚無的で美しかった。
ぜひ今度こそ“新野風”が主役の映画を!待ってます。





『「わたし」の人生 我が命のタンゴ』
★この映画のあらすじやスタッフ、キャストなどの詳細、公式サイトは
コチラ

認知症と介護を題材にした映画といって
真っ先に思い浮かぶのは『女人、四十。』と『恍惚の人
どちらも映画としてとても優れている傑作です。
でも、どちらも介護をするのは女性だったりします。
そんな中、この『「わたし」の人生 我が命のタンゴ』は
認知症でも前頭側頭型という脳の病気の話で
発作が女性を襲いたくなるという大変なもので
そのたびに家族というかとりわけ大学教授を目指していて
父親と同居している長女が頭を下げにいくという感じで、
彼女の夫はいい人だけど、あんまり協力してくれない感じでという、
結果的に誰か独りが全部やらされるといういつものパターンなのですが
解決策はもっと他にあるよというのを教えてくれる作品です。
特に日本は未だに老人施設を軽視している所があるし
別居するということをさけ家族が介護するというか
家族と言っても殆ど夫婦二人だったら妻か夫だし
何人かで同居している場合は皆で協力じゃなくて
誰か独りに押しつけるパターンが多くて
結果的に疲れ果てて最悪の場合のこともあったりね。
それって病的だと思うのね。それをこの作品は、
こういう時はこういう方法がありますよ、と、例をあげてくれます。
例えば、施設に入ることの利点。家族も距離を置いた方が
お互い笑顔になれることもありますよというね。
病気は治らずどんどん悪化するだけなので、
むしろ、その方が良かったりするという、
そしてそれは決して家族を捨てることではなくて、
むしろお互いの関係が良くなるためのことだということ。
ただ、あまりにも教育テレビ的で演出も再現ドラマみたいなので
せっかくの題材が胸に響かないというか、映画的なものが
何ひとつもなかったので、ちょっとね、正直ね、退屈なのです。
でも、主役の秋吉さんと橋爪さんの演技は素敵で
ラストにタンゴを踊る時に秋吉さんが思わず泣いてしまう場面は
こちらもつられてホロリときてしまいました。

カテゴリー:くいしんぼうシネマ

テーマ:映画館で観た映画
ジャンル:映画

Author.ガオ
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★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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