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アメリカン・ダンスアイドルS7を勝手に振り返る

今年はsytycd S7の放送が日本でもやっとあった年でしたが
ウチの放送環境では放送を観ることが出来ず、
でもそれでも観たくて言葉がわからない状態で観たというのもあり
自分にとってはS7って特別だった気がしてたりしてます。
そしてS7はオールスター制を導入して
挑戦者が少ないというのもあったかもですが
夢中になったロバートはもちろん、他のダンサーたちも全員大好きだった。
こんなにも皆のことを好きになったシーズンもなかったかもしれません。
オールスターと踊るというのはどんな気分だったんだろう。
だってオールスターたちはボトムにおちて脱落することもないでしょ。
だから気分的には温度差があったと思うんです。
このルーティンで最後かもしれないと踊る挑戦者とではね。
でも、だからこそ、すごかったと思うんですよね。
オールスター制導入という一番最初のシーズンだったので
色々大変だったと思うけれども挑戦者たちには拍手したい思いでいっぱいです。

そんなS7で個人的にとても気に入っている
大好きなルーティンを3つだけに絞ってみました。
全部好きなので、あえて3つにしちゃったのでした。

まずひとつは、大好きなルーティンというより
すでにひとつの芸術作品としてスゴイ!と思うのが
ステイシー振付でビリーとアデーのコンテンポラリー「Mad World」です。
ビリーは、ダンサーとして必要なものがすべて揃っていて
観ている人を彼の世界に連れて行ってくれる特別なダンサー。
だけど雰囲気が妖精とか天使のような感じなので
振付師たちがちょっと子供っぽいものを振付てしまうので
課題のルーティンとかではすごく損していたと思うんです。
でも巧いから全部それなりに踊りこなしてしまうので
巧いだけにコレというものがなかった気がしてたのだけど
この「Mad World」を観た時はものすごく感動しました。
これ、ビリーじゃなければ出せない世界観です。
他のダンサーが踊るの想像できないし、無理だと思う。
彼は、時々、ドキっとする表情をするんですよ。
なんか、此処じゃない何処かを観ているような・・
うまく言えないんだけど、すっと消えてしまいそうな・・
つかもうとすると、さっと隠れてしまうような
そういう繊細さというか、なんともいえない切なさがあって
アダムがうっかり泣いちゃうのもそのせいなのではと思ったり。
永遠に踊っていそうな音の無い軽やかさと透明感と
とんでもない技術とがあわさって見惚れてしまいます。
ビリーが浮浪者で、アデーがビジネスマンなのかな。
ステイシーがビリーというダンサーの魅力をわかってくれていて
最大限に生かしてくれた名作だ思うし彼の表現力に脱帽してしまう。
もちろん、オールスターのアデーも素晴らしいです。

★ビリー&アデー
 課題:コンテンポラリー
 振付:ステイシー
 音楽:「Mad World」Michael Andrews ft.Gary Jules
ダンスは→「BILLY & ADE - MAD WORLD」

もうひとつはロバートとキャスリンのブロードウェイ「cool」です。
もうね、ロバートが挑戦したルーティンは全部大好きなんですよ。
彼は何でも踊ったし、なんていうのかな
ステージに登場した時のカリスマ性とでもいうのか
ロバートが出てきて踊り出しただけで熱いものがドカンと
ぶっとんでくるような観客と手をつなぐようなダンスをするんです。
アタシたち観客を置いてきぼりにしないで
音楽ともいつも同化しているようで彼自身が音符みたい。
だから楽しかった。踊る姿を観ているだけで幸せだったから
そんな彼が大事故にあいダンス生命も危ぶまれたと知った時
頭が真っ白になりました。でも、その後もツイートや
インスタを追いかけていると確実に回復していると思うのです。
今日は雪の上に寝転んでいる写真をアップしてくれていました。
あの写真が最近のものなのかわからないけれど、
でも浜辺で立っている写真などもアップしてくれていたので
再び踊れる日がきっとくる、そう願っているし、そんな想いでいっぱいです。
で、もちろんロバート自身が彼にとって特別なダンスだったと言っている
トラビス振付のアリソンとの「Fix You」なども名作なのですが
あえて「cool」にしちゃいたいのは、もう単純にアタシの好みというか。
こういうダンスが大好きなんです。で、こういうのロバート巧い。
彼がすでにラスタさんとこで踊っていたというのもあるかもですが
こういうブロードウェイ的なステージダンスが巧いんですよね。華もあるし。
だから観ていて一番楽しかった。音楽ともピッタリ。
キャスリンにやられっぱなしの男という設定も最高でした。

★ロバート&キャスリン
 課題:ブロードウェイ
 振付:スペンサー
 音楽:「Cool」 from West Side Story
ダンスは→「ROBERT & KATHRYN - COOL」

そして最後はアレックスとアリソンのコンテンポラリー
ソーニャ振付の「Hallelujah」です。
これはS7のことを検索していて一番初めに好きになったルーティンでした。
最初はアレックスというダンサーに興味があって調べていて
で、アレックスはトゥイッチとのヒップホップもいいんですけど
やっぱり、これ、好きです。アリソンというダンサーは
心で踊る感じがあるんですよね、ハートが伝わってくるというか。
だから彼女と踊る挑戦者は、そのレベルに達しないと存在が
消えてしまうけれど、そういう意味ではアレックスやロバートは
アリソンときっちり踊れる数少ないダンサーなのではと思うんです。
アレックスって技術が超絶で巧いんだけど彼の人柄なのか
ものすごく親しみを感じる好青年って感じで
あんなに巧いのに踊り終わった後、ホッとして泣いてしまうんですよ。
だから皆に好かれていた。彼のようなダンサーは珍しいと思う。
このダンスは、とにかく美しいです。そしてどこか哀しいです。
トッポイ感じの振付をするソーニャも大好きだけどこういうのも素敵。

★アレックス&アリソン
 課題:コンテンポラリー
 振付:ソーニャ
 音楽:「Hallelujah」Jeff Buckley
ダンスはコチラ→「ALEX WONG & ALLISON - HALLELUJAH 」

すでに現地ではS8もS9も終わっていてS10突入でしょうか?
噂ではS10はオールスターだけでやる可能性もありみたいですよ。
それも楽しいかもですね。10シーズン目という節目だし。
いつか滅びてしまう肉体を酷使して芸術にした時
たった一瞬のその時に感動するこのダンスという存在に
焦がれ惹かれてしまいます。同じダンスは二度とない。
同じ振付でも、同じダンサーでも、同じものはない。
その儚さに、その時にしか味わえない消えて行くものに
これからも感動しちゃうのでしょう。
すべてのダンサーたちを尊敬します。ありがとう。

カテゴリー:SYTYCD雑記

テーマ:ダンス
ジャンル:学問・文化・芸術

Author.ガオ
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 鳥が斜めに飛ぶ姿
 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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