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『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』

チラシと半券

この映画についての詳細は公式サイトへ。コチラです。

今まで当り前だった映画はフィルムという時代が
デジタルが登場してからフィルムが貴重になってしまったという不思議。
そしてフィルム派かデジタル派かと聞かれると個人的には
フィルムと答えていたアタシがこの映画を観て思ったのが
なぜだか映画とは全然関係ないけれど、要するに
手軽に飲めるそれなりの味のインスタントコーヒーと
コーヒー豆から煎って香りと臨場感と雰囲気をも含めて
ゆっくり淹れたコーヒーの味ということなのではと
なんでも飲食につなげてしまった次第でありました(笑)

デジタルは安く撮影できる、撮ったそばから確認できる。
ラッシュで後悔しなくてもすむ、多少画質は落ちても自由度が増す。
結果、プロじゃなくても誰でも映画が撮れる。劣化しない。

フィルムは高い。一回に撮影できる時間が限られている。
ラッシュで観るまで出来がわからない。劣化する。
映像が美しい。編集の技の醍醐味が学べる。
(フィルムを切ってつなげるというプロの技が生む奇跡など)
撮影も無駄にできなくて集中度がハンパないので
結果的にいい映像が撮れる。色が深い。手作り感。

要するにカップラーメンか、手作りラーメンか
冷凍食品の餃子か、皮から作った手作り餃子か
そういうことなんだと思うんだよね。
どっちがいいとか悪いじゃなくて、インスタントでも
工夫次第ではいくらでも美味しくなるものね。
でも、手作りが特別と思うのは顔が観えるからだよね、作った人の。
そして技術がいる。お湯を入れたらすぐ食べられない。
茹で時間、絶妙な材料の配合や切り方、などなど。

だけど、切ないのは食べる人は、わからない。
どう作っても、美味しいか、不味いだけ。
けど、作った人にはわかる。偽物か本物か。

映画も一緒。フィルムで撮影しても、デジタルで撮影しても
心に残る映画が生まれるか生まれないか、観た人の心に残るか、残らないか。
作った人たちの想いが熱くても、伝わらないこともあるし
そういう意味では、映画作りって儚い仕事だなってしみじみ思う。
だからこそ、焦がれるのかもしれませんね。夢の工場のように。

結局思うのは、デビット・リンチ監督も言っていたように
皆にいい道具を持たせたからと言って
いい映画が生まれるわけじゃない。使う人次第なんだよってこと。

で、個人的には、フィルムもデジタルも共存してほしいです。
結局、デジタルに統一したいのは都合がいいからでしょ?
でも、そのおかげで、新しい機材を買わなきゃいけなくなった
ミニシアターがどんどん閉館に追い込まれてしまった。
それって、映画の未来なの?映画をゴミにしたいの?
デジタルのおかげで低予算で自由に撮れるのはいいことだと思う。
だけど、思う。“デジタルでもフィルム並みの映像が撮れるようになるはず”
って、デジタル派の人たちは必ず言う。ということはさ、逆説的に
フィルムが一番いいって言っているようなもんじゃない?
だったら、両方共存するべきだと思う。
どっちかひとつにするっていうのは何かが違うもの。
デジタルにはデジタルの良さが、フィルムにはフィルムの良さがあるのだもの。

全然関係ないけれど、特に3.11を経験した後だと
アナログの有難さと良さを実感しているんですよね。
電池がなくなったら何も出来なくなる電化製品が多くて
それに慣れていたけれど、ネジを回して針が動く時計の凄さとか
そういうの感じてしまうんですよ。だから、劣化するけれど
皮肉にもフィルムの方が基本に忠実に保存しておけば
100年後でも観ることが出来るんですよね。
だけどデジタルだと、急に動かなくなったり
再生する機械がないと動かなくなったりして観れないというね。
アナログをバカにしちゃいかん思うわけです。
新しいものや便利なものも必要だし大好きだけどね。
例えば古い映画をデジタルなんとかで上映してもらうと
やっぱ観に行くしね。だから、共存してほしいなって、しみじみ思うです。

この映画の・・・

満足度:55%
食べ残し度:映画館主や観客にもインタビューしてほしかったな。
おかわり度:キアヌの映画愛が素敵だ。真面目だ。
      まぁ仕事だから当り前とはいえ、ただのインタビュアじゃなくて
      ガッツリ勉強しているのがわかるので好感です。
      子供にあの映画の場面はどんなだったの?って聞かれて
      その場面について説明している時、優しいなって思った。
      髭ありのボサボサのキアヌもカッコイイね。

カテゴリー:くいしんぼうシネマ

テーマ:映画館で観た映画
ジャンル:映画

Author.ガオ
cmaukie home
 【好き】
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 バニラアイス シュウマイ
 レモンケーキ 春巻 豆大福
 五目焼きそば タマゴサンド
 熱燗 電気ブラン ジンジャエール
 夕陽 冬の海 路地 ガリガリくん
 ニャンコの寝息 ワンコの笑顔
 鳥が斜めに飛ぶ姿
 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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