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『天使の眼、野獣の街』



★この映画のあらすじ、スタッフ、キャスト情報はコチラ


香港映画界の鬼才ジョニー・トー監督の頭脳とも言われるヤウ・ナイホイさん。
『ザ・ミッション 非情の掟』『PTU』『エレクション』などなど
ヤウ・ナイホイさんはトーさんの映画には欠かせない脚本家の方であります。
まぁ、中には『ダイエットラブ』や『マッスルモンク』なる珍品もありますが(笑)
トーさん監督ではないけれど彼が製作してパトリック・ヤウさんが監督した
『暗花(邦題:ロンゲストナイト)』という個人的には『インファナル・アフェア』よりも
面白いと思っている映画の脚本もヤウ・ナイホイさんでありました。
そんなヤウさんがトーさん製作内で初監督した映画が『天使の眼、野獣の街』なのですが
これ、映画館に観に行けなくてずっと気になっていて先日CSのnecoで
放映してくれたから録画しておいたのだけれど、
すぐに観ないでしばらく寝かせておいた日々を悔やむくらい面白かった。

主人公の若い新人女性刑事が監視班として成長していく話を軸に
監視班と攻撃班がきっちり別れている場面なんかも丁寧に描かれていて
ちょっとした場面だけでもカタルシスがわくし監視班と窃盗団の対決が
変に派手な感じじゃないところが見応えがあって気がつくと泣いちゃったり。
いや、泣かせるんですよ、ベテラン監視班・犬頭役のヤムヤム(サイモン・ヤムさま)が。
正直彼の小話はつまらんし(謎笑)もっと言えば、なんでそんなに
無警戒なんだと思ったのだよ、すでにやられるための場面でしかない
ベタな場面だんだけど、だけど、あの脈を刺された時は泣いたから!
もう、ヤムヤムはやっぱりね、なんだかんだと巧いよ。
刺された時に落ちついて、落ちついて、と言って
子豚ちゃんに追わせるとことか、もう、涙、涙だから。
しかも刺すのがレオン・カーフェイさんだからね。二大大物俳優で豪華よ。
子豚というコードネームをつけられた新人女性監視班役のケイト・ツイさんも
初々しい感じが逆にこの役柄にピッタリで素敵だったし
各部署のまとめ役と言うか支持するボス的な役柄には
マギー・シュウ姐さん、あの『暗花』ではトニーさんに散々な目にあった
マギー姐さんがいて、まさにトーさん組勢揃いな中、
脚本はもちろん、初監督までしちゃったヤウ・ナイホイ監督に今後も
注目したいのだけれど、これ以外監督はしてないのかな。。
日本になかなか映画がやってこないだけで他にもあるのかしら。
あるのなら、観てみたい。気になる、気になるです。

・・あ、そうそう、我らが雪ちゃんこと、林雪さんこと
ラム・シューさんは・・相変わらず、喰いもん担当でした(爆)
しかも、彼の喰い意地のおかげで強盗団の足がついてしまうという・・(笑)
それにしても、美味しそうだったな、雪ちゃんが食べていた団子やチキンも
レオン・カーファイさんが無機質に食べていた豪華そうな食事も
ヤムヤムが食べていたバーガーやブタマンらしきものも
本当に良く食べるんです、皆さん。その食べまくる場面も
人間くさい感じがあってなんだか好きでした。

この映画の・・・

満足度:78%
食べ残し度:32%
おかわり度:ヤムヤムがいい。子豚ちゃんが血だらけの手を洗う場面で
      ホースから水を出してあげている時のヤムヤムの表情が好き。
       




カテゴリー:くいしんぼうシネマ

テーマ:映画感想
ジャンル:映画

Author.ガオ
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★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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