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『ピナ・バウシュ 夢の教室』

パンフレットと半券

★作品の主なあらすじとスタッフ、出演者はコチラ ★公式サイトはコチラ

ただ歩くだけでも実はすごく難しい。
それに加えて感情を出しながら歩く。その難しさ。
でも、そこを越えた瞬間、自分を知ることが出来る。

ピナのダンスの面白さがてんこ盛りの代表作「コンタクトホーフ」を
ダンスの経験もない、ピナのこともよく知らないような
10代の子たちに教えるという10ヶ月の日々。
当時はピナは別の舞台もやっていて多忙だったので
実際に特訓に携わったのはヴッパタール舞踊団で活躍したダンサー
ジョー=アンさんとベネディクト・ビリエさん。
この二人がまたステキでして、ピナの分身のような人たち。
で、時々ピナが来るんですけど、これが緊張しちゃう(笑)
だけど、優しい感じの人だった。失敗はいいの、努力が大切と。
でも、その努力がね、果てしない道のりでして。

実はアタシ、映画を観る前は漠然とカルチャーセンターみたいな感じで
軽い気分で若い子たちに教えるのかなと思っていたら
これが毎週土曜日10ヶ月のリハーサル。しかもきちんと公演するためなんです。
発表会とかじゃなくて、ちゃんと何日か何回か公演するための特訓なのです。
そして、ピナの独特な演劇ダンス。おかしくないのに笑えないという子や
人に触れられるのがイヤな感じや、なんで、そこで、そうなるのか・・という
どうしても戸惑いがね、最初はある。だけど、それでも皆真剣。
確かにどうしたって動きはぎこちないし、どこか不安な感じにも観える。
でも、真面目にそこに集中している子たちがやけに美しくて
思わずグっときてしまう瞬間が何度も何度もあった。
キラキラしている瞬間というちょっと恥ずかしいけれどその言葉
こんな時のことを言うんだろうなと思いながら、
その無名の天使たちの努力の日々にキラキラ度に胸が熱くなった。
途中、ピックアップされた子たちがそれぞれ
自分のことを語ってくれるのだけれど、自分をジプシーと思っている子や
ガス爆発で父親を亡くした子、そして6歳の時にセルビア・コソボ紛争があり
彼女の祖父が生きたまま焼かれたという辛すぎる人生を背負っている子など
胸がしめつけられる独白があったりもしながら
それぞれ違う人生を歩む子たちがひとつの目標のために集まり
そこに辿りつこうとする日々は、そのままアタシたち
すべての人生にもリンクしていることかもしれないなと、ぼんやり思ったりしました。

ピナのダンスにはすべてが詰まっている。
歓び、哀しみ、嫌悪、可憐、なんでもかんでも。
手と足と顔と細胞。指も視線も髪の毛の1本1本もすべて生きている。
ダンスを踊る。自分を開放する。そして、無になる。
今まで知らなかった自分自身に自分で扉を開けることが出来る。
それがダンス。だからこそ、踊り続けるのでしょう。
踊るたびに新しい発見があり、新しい闇が見つかり
新しい歓びが見つかり、永遠に終わりがないから。。
その世界を知ることができた40人の子たち。
彼らの顔が何年も踊ってきたようなダンサーたちに観えた。素敵だった。
上演後のステージで拍手喝さいの中、ピナが花をひとりひとり
1本ずつダンサーたちとジョーさんとベネディクトさんに渡して
最後に1本残るんだけれど、数的にたぶんピナの分を用意したんだろうけれど
ピナはそれを最後の男の子に手渡しステージから降りて行った。
輝くのはこの子たちよ、と言わんばかりに。なんかほっこりした。
ダンスって、ほんとにいい。アタシもまた踊りたくなっちゃったよ。


この映画の・・・・

満腹度  :オムライスてんこ盛りをペロリ
食べ残し度:皿に残ったわずかなケチャップも指でなめた
おかわり度:オムライスはもういいけど、プリンだったらいける

カテゴリー:くいしんぼうシネマ

テーマ:映画館で観た映画
ジャンル:映画

Author.ガオ
cmaukie home
 【好き】
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 五目焼きそば タマゴサンド
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 ニャンコの寝息 ワンコの笑顔
 鳥が斜めに飛ぶ姿
 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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