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『ラビット・ホール』と一緒に

『ラビット・ホール』の半券とアーロンさんが世界の美しい50人に選ばれた時の記事とか彼是

本当は別の映画を観に電車に乗ったはずなのに
下車しようと思っていた川崎をすっかり通りすぎてしまい(汗)
気がついた時には有楽町に辿りついてしまっていました。
んで、どうせなら観たことない映画で少し気になっていた
『50/50』か『ウィンターズ・ボーン』でも観ようかと思って
いざ、チケット買う時に出た言葉は『ラビット・ホール』(笑)
気がつけば『ラビット・ホール』のチケット片手に
シャンテ・シネ(この呼び方の方が慣れていて・・)の
エレベーター乗ってました。なんか、重症です・・(笑)
でもたぶん潜在的にまた観たかったんですよね、きっと。
先日出逢った、この映画への素晴らしいレビューを読んで
その感想記事を読んでいたら、涙ながれてきてしまって。
それでまた確認したくなったこと、観直したい場面が増えてしまって。
そんな感動的なレビューを書いてくださった白木庵さんの記事は→コチラです。
この映画を検索して様々な想いたちに出逢ったけれど
もちろん、其々その人らしくて素敵だけれど
白木庵さんのレビューには泣けてしまいました。
そのまま一冊の本にしたいくらい。それくらい感動しました。

気にいった映画は何回でも再会したいと思います。
それは例えば映画そのものが気にいっている時はもちろん
ただ出演している人を目当てに観にいったり
あるいは『THIS IS IT』の時みたいにMJと別れがたくて
ただただ通うってこともあり、でもなんていうか
そのために映画館に通える時はシアワセなのです。
だけれど『ラビット・ホール』の場合は少し違う。
ココにもちょこっと記したけれどこういう気持ちになったのは
何年も前に観た映画『パリ、テキサス』以来かもしれません。
あの映画も観た後、しばらく『パリ、テキサス』からぬけだせなくて
毎日のようにその映画のことを考えていました。
どうしても、あの鏡越しの場面になると号泣してしまうんです。
何年たっても久しぶりにあの映画に再会しても
同じ場面で同じように涙があふれてきてしまう。

映画は観る人にとっては生きものです。
映画の作品そのものは同じだけれど、出逢う時期や
その時の心理状態、体調もふくめて同じ映画なのに
まったく違う感触になる時があるんですね。
昔、あんなに好きだったのに今観るとそんなによく思えなかったり
または以前観た時全然感動しなかったのに、
なぜか今はとても愛すべき映画と思えたり。
だけど『パリ、テキサス』は自分がどんなに変わっても
あの映画に対する想いは変わらないんですね。
映画の名をここに記しただけで体中をかけめぐるんです。
だけど、そういう映画には滅多に出逢えない。
大好きというのでもなく、愛すべきというのでもなく
どうしてもこの思いをうまく言い当てる言葉が見つかりません。
なんていうか自分の一部のような、そんな感じなんです『パリ、テキサス』は。
そうして、そんな映画に出逢えるのは一生に一度と思っていたし
もう、そんな映画には出逢わないだろうなって思っていました。

それなのに出逢ってしまった感じです。
哀しく、辛く、優しく、静かで小さな映画。
低予算で皆で合宿して頑張って撮った映画。
よくある話の映画。でも、観れば観るほど
恐ろしくとんでもない傑作、『ラビット・ホール』
ハウイーとベッカの哀しみと共に。
この映画と一緒に。また色々考えてしまう。
毎日、この映画のことを思ってしまう。
ふとした瞬間に、涙が出てきてしまう。余韻がぬけない。
こまった。でも、そんな映画に今更出逢える歓び。
ささやかな、小さな映画なのに、こんなにもオロオロさせるなんて。
ヒドイし、ウレシイし、哀しいし、温かいし。
どうしよう、って感じです。何度でも再会したいのです。

カテゴリー:日々の想いや出来事+空への手紙

テーマ:映画館で観た映画
ジャンル:映画

Author.ガオ
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 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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