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ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団 「私と踊って」 Komm tanz mit mir

ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団「私と踊って」のワンシーン。e+(イープラス)チケットの特集ページより
©A・I photo naoto iijima (e+)

先日、NHKの芸術劇場で昨年の6月に新宿で公演された
「ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団公演<私と踊って>」が
劇場中継されたので楽しみに観またので、ちょこっと感想・・
冒頭に寝そべっている男女が仰向け状態で
ちょこちょこくっついていくところからして面白い。
ダンスとはという固定観念をふっとばして
声を出したくなったら発し、歌いたくなったら歌う。
その自由な表現はどこか子供の時にみた夢と似ている。

幾度も出てくる「私と踊って!」というセリフ。
それは一方通行の男女のように時に切なく愛しく、
怒りや絶望にも似ていて、だけれどユーモアもあり、
こんなこともダンスにしてしまう、あんなことも・・と
無限な自由さの中で遊ばれている愉しい気分になりました。
そしてラスト、黒いコートを着た男性が
観客にむかって「私と踊って!」と叫び、
気がつけば他のダンサーも舞台の先っぽで叫び続ける。
テレビで観ていると気恥かしくなりそうなこんな場面も
思わず観入ってしまった。

ピナさん1977年の作品。今観ても古くない。
それは普遍的なものだからかもしれない。
それにしても途中で「アップルパイ」の作り方まで
セリフにしながらダンス表現するって面白すぎる。
あのレシピどおりアップルパイ作ってみようかな(笑)

久しぶりに映画『トーク・トゥ・ハー』を観たくなりました。
冒頭、ピナさんの踊る姿。今となっては貴重ですね。。

<内容>
2010年6月、ヴッパタール舞踊団が来日して上演した「私と踊って」は、バウシュが舞踊団の芸術監督に就任して4年後の1977年に発表した作品。この年、当時最先端の舞台芸術が集ったフランスのナンシー演劇祭に、バウシュが初登場。ダンスと演劇の枠をこえた「タンツ・テアター」と呼ばれる独自の表現で観客を熱狂させ、これを機に、世界のダンス・演劇シーンが変わったと言われる。「私と踊って」は、その表現を確立しつつあった時期に発表され、バウシュによる作品群の原点となった。リュートの伴奏でダンサー自ら歌うドイツの古い民謡やわらべ歌が舞台に流れ、主人公の女を軸に、失恋や愛の喪失、孤独の中のわずか希望などが、演劇的場面とダンスシーンを組み合わせて描かれてゆく。女は男に幾度となく「私と踊って」と呼びかけ、つぶやき、叫び続けるが、次第にふたりの距離は広がってしまう…。芸術劇場 放送内容のページから引用しました

<振付・演出>
ピナ・バウシュ
<美術・衣装>
ロルフ・ボルツィク
<出演>
ジョセフィン・アン・エンディコット
ウルス・カウフマン
レジーナ・アドヴェント、パブロ・アラン・ジメーノ、
アンドレイ・ベレツィン、ダミアーノ・オッタヴィオ・ビギ、
アレシュ・チュチェク、クレマンティヌ・ドゥリュイ
ディッタ・ミランダ・ヤジフィ、金奈玲、ダフニス・コッキノス、
エディー・マルティネス、トゥスネルダ・メルシー、
クリスティアーナ・モルガンティ、ナザレット・パナデロ、
エレナ・ビコン、ホルヘ・ブエルタ・マルメンタ、
フランコ・シュミット、瀬山亜津咲、ジュリー・アン・スタンザック、
ミヒャエル・シュトレッカー、フェルナンド・スエルス・メンドーザ、
アンナ・ヴェーサーク、余采芩
<リュート演奏>
アンドレアス・リンペルク
<公演製作>
日本文化財団
<翻訳>
副島博彦

カテゴリー:舞台観察記

テーマ:ダンス
ジャンル:学問・文化・芸術

Author.ガオ
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★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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