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date :2016年05月

『花、香る歌』

ポストカードと半券

この日は『山河ノスタルジア』を観るつもりで映画館に行ったのだけれど
時間を間違えてしまって、どうしようと思いつつも
せっかくなので何か観ようと思い出逢えた映画でした。
いつかパンソリを生で味わってみたくなりました。
そして、この映画を観終わると、久しぶりに
イム・グォンテク監督の『春香伝』が観たくなってしまって
ウチにあるDVDを探しまくって再生しちゃいました。
モンニョン(夢龍)なスンウさん、初々しかったなあ。

Cinemaの映画館で観た映画に 『花、香る歌』を 更新しました。

カテゴリー:更新記録

さようなら、忘れません・・

昨日もこんな夜明け後の朝までDVDを引っ張り出してきて
幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門」を観てしまった。

蜷川幸雄さんが逝ってしまった。

蜷川さん演出のものをたくさん観ていたわけじゃない。
そして、観たものがすべて好きだったわけじゃないけれど、
でも、蜷川さんが演出したのかと思うと、
それだけで、胸が高鳴るような存在だった。
演劇を観続けていた時には歩けば必ず何かにあたるように
「演出・蜷川幸雄」という文字を観なかった時はなかったくらいのペースで
いつも走り続け、作り続け、発信し続けていた方だった。
ずっと何年も長いこと観ていなかった時も、
彼はきっと休まず作り続けていたのだろうし
チケット代がないのでなかなか観に行けないけれど
少し前から観劇に再熱してたまに行くと相変わらず
山のようにもらう速報や次回公演のお知らせのチラシの中には
必ず蜷川さん演出の名が何枚もはいっていた。
まるで、呼吸と同じように。当り前のように。

そういえば、ふと、思い出すのは今から3年くらい前のKAATで
唐ゼミの「唐版 滝の白糸」が上演されていて観に行った時、
蜷川さんにそっくりな方がいた。とても似ていて、その方は
「ここは席がつながっているんだね」って少し苦笑いのような
でも、ちょっと楽しそうに言って連れの方と座って観ていらした。
心の中で、あれ、もしかして蜷川さん?って思ってしまったくらい
本当にそっくりで。こうして思い出しても、
ただ似ていただけの全然違う方だったはずなのに、
なぜか、アタシは、今でもドキドキしている。
たとえ、人違いでも、ドキドキさせる蜷川さんという存在。
あの時ちょうど同じくらいの時期にコクーンで
まさに蜷川さん演出のものが上演されていて
多くの人はそっちを観に行っていたのですよね。

さようなら・・
心に残るというよりも、心の奥に焼きつくような数々の舞台。
忘れません・・忘れたくても忘れることは無理でしょう。
言葉にできない、色んな思いがあふれるけれど
今はただ、どうか、どうか、安らかに・・

合掌。

カテゴリー:日々の想いや出来事+空への手紙

Author.ガオ
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 カトルカールが焼きあがる香り

★飲喰雑記2012.4.9まではコチラ

 

私立探偵 濱マイクシリーズ BOX
映画三部作。
1作目「我が人生最悪の時」
モノクロ。哀しき友情。
日活映画の香り。
この玩具は閉まっておきなよって
ヤンのお腹をポンと叩くマイクの手が
人柄を表していて好きだなぁ。

2作目「遥かな時代の階段を」
ちょっと「エデンの東」のような
マイクの世界。

3作目「罠」
マイクとミッキー。
明と暗。太陽と月。これまた哀し。
不器用なマイクが恋する姿も良し。

「私立探偵 濱マイク」テレビドラマ版
テレビドラマ版濱マイク。
全話フィルム撮りで全話違う監督だから
キャラは一貫しているものの
各回の個性が強くある。
ドラマというより短編映画のよう。
毎回流れるオープニングの
「くちばしにチェリー」
(EGO-WRAPPIN')や、
YOUさんの予告などかつての
日テレドラマの傷天や探偵物語などを
彷彿させ毎週楽しみでした。

第1話「31→1の寓話」
緒方明監督作。
ちょっとマイクの服が
気合い入りすぎていて違和感(笑)
なかなか凝った話で面白い。
マニュアル通りに生きる哀しさ。
戦っている香川さん切ない。 野毛に
金ちゃんのお墓探しに行こう(謎笑)

第2話「歌姫」
前田良輔監督作。
横浜下町色全開で
このドラマの回のロケ嬉し。
磯村屋とかに焼きソバ
食べに行っちゃったもん(笑)
あの狭い路地も探しちゃった。

第3話「どこまでも遠くへ」
萩生田宏治監督作。
自分が生きている意味。
「ちゃんともっているよ」と
ハートをポンっとたたくマイクが優しい。
あきらかにメリーさんだよねという役柄で
岸田今日子さんが黄金町駅近の橋で
登場してくれるのが嬉しかった。

第4話「サクラサクヒ」
行定勲監督作。
この回が一番映画の濱マイクを
彷彿させる。話の軸になるのは
丈治とメイホアなんだけど
坂道の階段みたいなとこで
寝ころんで待っているマイクとか
横浜港の税関で情報を聞くとことか
二人組の刑事とのやりとりとか
あぁ、これがマイクだ~って感じです。
行定監督は映画版の時に助監督でした。
マイクとは縁が深いです。

第5話「花」
須永秀明監督作。
偽物マイクが出てきたり大阪に行ったり
マイクが黄金劇場でバイトしたり(笑)
ゴタゴタしている中でリストラ問題
独りぼっちの子供・・(泣)
子供の時の思い出がないから
子供にどう接していいのか
わからないというマイクに共感。
そういえば星野君・・・・いた?(謎)

第6話「名前のない森」
青山真治監督作。
ちょっと異色なマイクの世界感
いい意味でぶっ壊してくれていて
斬新で面白い。そうして、
「濱マイク」が「濱マイク」で
いたくなくなるというのは、実は
映画版の頃から伏線として
静かにあると思います。

第7話「私生活」
岩松了監督作。
岩松さんって器用な方なんだなぁ。
役者さんとしても劇作家としても
監督としてもなんでもこなしてしまう。
この回は野毛のパチンコ交換所で
マイクに情報をくれる謎の女サキが中心。
でも相変わらず謎の女です(笑)
赤いワンピースが華やかな
「誰も得はしないわ」というラストが好き。

第8話「時よとまれ、君は美しい」
石井聰亙監督作。
古風だけれど名作。
石井ワールドのロックな世界観。
自白剤の伏線。
意識が朦朧としている中での
声にならないくらいの
マイクの告白。 美しくて
哀しいラストに思わず涙・・。

第9話
「ミスター・ニッポン21世紀の男」
中島哲也監督作。
ぶっ飛んでます。アホです(笑)
中島ワールド全開です。
マイクとタダシの友情にもホロリ。
鑑別所で「立てよ、タダシ」と
言った時のマイクと同じように
都橋商店街でのラストでも
「立てよ、タダシ」といったマイク。
どんなに時が流れていても
ハートは一筋。 どこまでも
友達を見捨てないのだ。

第10話「1分間700円」
竹内スグル監督作。
クールです。この回のマイクは
ファッションのせいかな、どこか
『トゥルーロマンス』の時の
スレーター演じるクラレンスみたいで
やんちゃでカッコイイ雰囲気なのよねぇ。
しかし、ほんとに殺し屋の浅野さんが
ハマりすぎです。赦される意味を迷い
命を粗末にする独りの人間を
なんとかしてすくいたいと思う
命が消えそうな人間とのやりとりは
切ない感じです。ラストもクール。

第11話「女と男、男と女」
アレックス・コックス監督作。
マカロニウエスタンですよ、横浜で(笑)
おまけにミルクのエピソードまで。
色々盛り沢山なのに最後には
カラスでまとめちゃう
アレックス・コックス監督ステキです。
ってか、もう航海していない船で
どこへ行く?田口トモロヲさん(笑)

第12話 「ビターズエンド」
利重剛監督作。
最終回らしい最終回。
レギュラーメンバーが全員で
横浜鑑別所の歌を合唱する場面が
なんだか、すごく好きだった。
Bを演じたSIONさんは最高だった。
マイクを演じた永瀬さんの
どんな時も本気の思いが
ドカンと伝わってくる
迫真の演技に胸打たれる。
ラストに流れる「通報されても」
マイクのモノローグ。涙、涙。
利重監督の世界は温度があるね。




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